2015年03月29日
湧き上がる感情も、溢れ出てくる涙もコントロールできなかった…前世療法ヒプノセラピー
宇宙から降り立ったところはレンガ敷きの道の上
花の模様の茶色い木靴
黒い長いスカートに、白い襟の黒いブラウス
白いエプロンをした、オレンジヘアを三つ編みにした
１６歳のナーシャという女の子
大切なお客さんのために街までお花を買いに来ていました。
赤いチューリップを手にウキウキと自宅へ
ナーシャはお母さんとお祖父さんの３人暮らし
そこへ来た大切なお客さんはオルガという２０歳の若者
一緒に食事して、笑って、楽しい時間を過ごします。
祖父は、ナーシャのことが可愛いけれど
自分の事だけ考えて、家族のことを考えず
大切な娘と、孫のナーシャを置いて出て行ったナーシャの父親を許せないために
素直にナーシャを愛せないことに、複雑な思いを抱えていました。
その気持ちを知っても
ナーシャはお祖父さんのことが大切だと伝えます。
その後時は経ち、戦争が始まり
ナーシャは安全なところを求め子供を抱えて逃げていました。
その子供は、オルガとの子供
時を経て…
子供も、オルガも、お母さんもなくなってしまい
独り残されたナーシャはシスターとして教会にいました。
戦争で愛する子供を失い、母も失い
自分たちを守るために戦いに出たオルガも失い
その他にもたくさんの人が戦争で命を落としたことを悲しむナーシャ
その後長い年月が経ち
８０歳のナーシャは足の具合が悪く９６歳まで施設で過ごします。
その間、ずっと世話をしてくれた人に看取られ
ナーシャの人生は幕をおろしました。
人生を振り返って
何でもないようなことが、実は、その時が、自分は幸せだったのかも…
これから子供をもち、育てて生きていきたい。
自分の手放したいところをナーシャに手渡し
自分に必要なところをナーシャから引き継ぎ
「いろいろと努力も必要だけど、あなたがそうしたいと思うのなら、それでいい」という
大いなる存在からのメッセージを受けとった１０年後の未来は…
夫と男の子２人と、幸せに過ごしていました。
この流れの中で、過去のお母さんは、現世のお母さん
オルガが現世の双子の妹であること
そして祖父は元夫だと気づきかれたクライエントさん
過去生での関わりと、現世での関わりを感じることで
きっとこれからも、たくさんの気づきやヒントに気づかれることと思います。
終わったあと
「最初は、イメージってこんなものなんだなって、淡々としていましたけど
お祖父さんの気持ちになった瞬間に感情が溢れ出て来て涙が溢れてきました。
湧き上がる感情も、溢れ出てくる涙もコントロールできないことに驚きました。」
「今日は素敵な、楽しい体験ができました。」 と、お話しくださいました。
前世の自分を、その時の自分として、今、体験することで
前世に関わりの深かった人との関係や感情をとおして気づくこと
前世で関わりの深かった人が、今の人生にも近くにいることから気づくこと
その前世の自分として、今を生きる自分を見つめることで気づくこと
今を生きる自分の視点で、前世の自分を見つめて気づくこと
セッションの時間の中でも多くの気づきが生まれる前世療法ですが
セッション後の、これからの毎日の中からも、また再び改めて
新しい気づきが生まれるのが前世療法ヒプノセラピーです。
翌日かもしれない、１ヶ月後かも、１年後かも、もっと先かも
ふとしたときに、ストンとくる気づきが訪れます。
その向こうに、セッションで見た１０年後の世界が続いていることでしょう。
楽しみですね♪
Posted by 平岩まさみ at 10:22
│前世療法
