「たまには勉強しろって言ってほしい」 意外と気づかない自分の思いこみ

平岩まさみ

2015年01月16日 22:50

入試シーズンですね。
この季節になると思い出すことがあります。

それは…娘のひとこと

「おかーさん、たまには勉強しろって言ってほしい」
「だって、みんな毎日言われてるってよ」
「おかーさん、いちども言ったことないじゃん」
「たまには言ってくれた方が勉強する気になる」 と。

この言葉にビックリした私

えぇっ??言われれるとやる気が無くなるんじゃ?????

そう、私は、子供の頃、毎日毎日
勉強しろ、勉強しろ、勉強がすべてだ! みたいに言われ続けていたので
勉強しろっていわれると、途端にやる気がなくなっていたのです。

なので、勉強しなさいって言うと、娘もやる気がなくなるだろうって
そう思っていたのでした。

これって完全に思いこみです。
そう、自分がイヤだから、他の人もイヤに違いない!って。

もちろん、人の気持ちを考えて行動するのは大切なんですが…

『え?? え?? そうだったの?』
『おかーさん、勉強しろって言われるのイヤかなって思って』
『おかーさん、自分が言われてイヤだったから言わなかったの』
『ごめんごめん、心配してなかったわけじゃないよ』

『じゃ~、これから、たまには言うね』 って。そう答えたけど…

でも… 言わなかった気がする。
それくらい、勉強がすべてって感覚がトラウマだったんだって、その頃思いました。

「たまには勉強しろって言ってほしい」
これは私の中では、娘の名言のひとつです。

子供って、たくさんの事を気づかせてくれます。


受験生のみなさん
風邪ひかないように気をつけて、思う存分、力を発揮してきてね。




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